読み進め方について

「談話室」を始めるにあたりざっと考えてる進め方です。

1.スケジュール
  2015年3月 
   ウオームアップとして百人一首全般についての予備知識みたいなものを週2回(月・木)くらいのペースで投稿。成立、撰者、構成、内容など百人一首の解説本に必ず載っている基本事項について確認し合っておきましょう。

  2015年4月~16年3月
   百人一首を1番から順番に一首づつ取り上げる。
   週2回(月・木)のペース。丁度1年間で100首終わる計算。
   →100という数字は誠に区切りがいいですね。

  【途中で予定変更です】(この項 2015.12.15記載)
   2015年6月~8月ブログ主宰者の個人的都合(百々爺変じて育爺に)で休載
   2015年10月~11月同じく療養(鼠径ヘルニア手術)により休載
   ↓↓
   週2回はヘビーになってきたので年相応に週1回(月曜日掲載)にペースダウン
   (2015年11月9日より)

   2015年11月9日 41番歌掲載 以後週1回のペースとすると
   100番歌は2017年初頭となります。

   まあ、ゆっくりのんびりと週1回ペースでやりたいと思います。
   どうぞご了承ください。 

  2017年初頭 100番歌完了後
   クールダウン これも1ヶ月くらいか。ベスト5ランキングとか色々楽しいこと考えましょう。

2.一首づつの読み込みについて
  決まったテキストはありません。

  定型的に記載する事項
  1)本文:百人一首歌の本文は講談社学術文庫版(有吉保全訳注)でいきます。
    →本によってまちまちですが学術文庫版だからまあ無難でしょう。

  2)訳詩:「百人一首」大岡信(講談社文庫)のものを転載します。
    →目新しく新鮮。逐語的な現代語訳より分かり易くインパクトあると思います。

  3)作者:百人一首上の呼び名&本名(生没年)

  4)出典:どの勅撰和歌集から採られたか。分類は何か。

  5)詞書:勅撰集に載せられていた詞書

  後は私の自由で気の向くままに書かせてもらいます。談話室で議論してもらう話題を提供するってことでしょうか。和歌そのものの鑑賞は得意じゃないので歴史的背景と人物相関模様が中心になるかと思います。それと源氏物語との繋がりは多少ごり押しでも書きたいと思っています。どんな調子になるか全く分かりません。読んで感じた喜怒哀楽をなるべくストレートにぶつけたいと思っています。

参考までに私の手元にある(参照できるかどうかは別)百人一首本を列記しておきます。
(◎お勧め)

(1番から100番まで順を追って記載しているもの)
・「百人一首 全訳注」有吉保(講談社学術文庫)-本文はこれからとした
・「百人一首」大岡信(講談社文庫)-訳詩を転載した
◎「田辺聖子の小倉百人一首」田辺聖子(角川文庫)-これで百人一首が好きになった
・「私の百人一首」白洲正子(新潮文庫)-格調高い
・「新版百人一首」島津忠夫(角川ソフィア文庫)-定家はどう読んだかに重点
・「百人一首・耽美の空間」上坂信男(右文書院)-源氏物語とのつながりに重点
・「百人一首で読み解く平安時代」吉海直人(角川選書)-オーソドックスな入門書
・「百人一首一夕話」尾崎雅嘉(岩波文庫)-江戸時代の解説書、読めるだろうか
・「小倉百人一首」鈴木知太郎(桜楓社)-古典的解説書、多分最初の解説の部分だけ
◎「百人一首今昔散歩」原島広至(中経の文庫)-詠まれた場所を写真で、楽しい

(順序解説以外のもの)
◎「百人一首の作者たち」目崎徳衛(角川ソフィア文庫)-王朝文化論、人間模様中心
・「みもこがれつつ」矢崎藍(ちくま文庫)-一首づつ物語的に
◎「百人一首の歴史学」関幸彦(NHKブックス)-王朝時代史としての百人一首
◎「百人一首への招待」吉海直人(ちくま新書)-百人一首を多視点から解説
・「絢爛たる暗号」織田正吉(集英社)-謎解き本その一
・「百人一首の秘密」林直道(青木書院)-謎解き本その二

その他個別参考書(壬申の乱とか源平の争いとか)については都度紹介し合いましょう。

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