51~60番」カテゴリーアーカイブ

60番 和泉の小式部 まだふみもみず、、、

情熱の天才歌人和泉式部の娘、小式部内侍の登場です。短い人生でしたが母に負けず存分に人生を謳歌した女性のように見受けましたがいかがでしょう。 60.大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立 訳詩:    母のいる丹 … 続きを読む

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59番 代作オバサン 赤染衛門 やすらはで寝なましものを

ちょっと入れ込み過ぎだった紫式部母娘から離れて大分先輩格にあたる赤染衛門の登場です。しっかり道長の摂関政治をみつめて生きた女性のように思います。 59.やすらはで寝なましものを小夜更けてかたぶくまでの月を見しかな 訳詩: … 続きを読む

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58番 紫式部の娘 大弐三位 いでそよ人を忘れやはする

紫式部の一人娘大弐三位です。年代的には当然一世代若く小式部内侍と同年の999年(推定)生まれ。相模が一つ上の998年(推定)生まれです。母と娘を並べたのかもしれませんがこの順番はよく分かりませんね。 58.有馬山猪名の笹 … 続きを読む

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57番 もののあはれの原点 紫式部 めぐり逢ひて

さて、ついに来ました紫式部! 私のリタイア生活に「光」をもたらしてくれた大恩人、ちょっと緊張してます。できるだけ淡々と書きたいのですがどうなることやら。是非コメント欄で突っこんでください。 57.めぐり逢ひて見しやそれと … 続きを読む

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56番 天性の情熱歌人 和泉式部 いまひとたびの逢ふこともがな

53番~62番に9人並ぶ女流歌人を野球のラインアップと考えると、要の3番バッターの登場です。ポジションは華麗に動き回るショートストップ。「小野小町と並んで、平安時代の女流歌人の双璧」(白洲正子)とされる和泉式部。球場の盛 … 続きを読む

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55番 一条朝文化人ナンバーワン 公任 滝の音は

さて、一条朝の並み居る女性歌人たちにただ一人で立ち向かうのが大納言公任。思わず「ガンバレ、ガンバレ、キントーウ!!」って声援を送りたくなります。 55.滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ 訳詩:   … 続きを読む

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54番 儀同三司&中宮定子の母 今日を限りの命ともがな

私の好きな女性、高階貴子の登場です。53番歌と54番歌は父子つながりでもあります。お分かりでしょうか、兼家の妻が53番そして兼家の長男道隆の妻が54番の高階貴子なのです。摂政関白父子の妻の歌が並べられています。偶然でしょ … 続きを読む

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53番 本朝三美人 蜻蛉の君 ひとり寝る夜

さていよいよ一条朝を彩る女流歌人たちの登場です。53番から62番まで、55番の藤原公任を除き、実に9人の才女が続きます。日本文学史上燦然と輝く「女性の時代」について見ていきましょう。先頭は「蜻蛉日記」の道綱母から。 53 … 続きを読む

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52番 やさしき後朝の歌 道信朝臣 恨めしき朝ぼらけ

「ああ、夜が待てないんだ、、、」と狂おしいまでに女性を慕う名歌を残した道信朝臣、彼もまた23才で夭折。つくづく疫病が恨めしくなります。 52.明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな 訳詩:    夜が … 続きを読む

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51番 「歌枕見てまいれ」 実方中将 えやは伊吹きのさしも草

さて、百人の歌を訪ねる談話室、51番歌、後半戦に入ります。紅白歌合戦なら途中のニュースが終り2度目の幕開きといった所でしょうか。そして登場するは「王朝の花形は前半期では業平、後半期では実方」(目崎p203)と謳われた藤中 … 続きを読む

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