月別アーカイブ: 2016年12月

85番 三代目 俊恵 法師にして女歌 閨のひまさへつれなかりけり

本年最後の投稿になりました。予定では百番近辺までと考えていたのですが大分遅れました。俊恵法師、あまり馴染のない人ですが、71経信-74俊頼に続く三代目とくれば興味もわいてきます。家を潰すと言われる三代目。三代続けての百人 … 続きを読む

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84番 父顕輔15才の子にして歌学の大成者 清輔 長らへば 

79番藤原顕輔のところで息子の85番藤原清輔とは仲が悪かったとありました。その辺さぐってみましょう。 84.長らへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき 訳詩:    ままよ この捨て果てて悔いないいのち   … 続きを読む

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83番 王朝和歌の大御所 俊成 世の中よ道こそなけれ

さて王朝和歌の大御所、藤原俊成の登場です。俊成-定家、今に伝わる歌道を創り上げた大歌人父子。ポイントは91才の長寿にもあったようです。 83.世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる 訳詩:    ああ濁世 道 … 続きを読む

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82番 平安の後期高齢歌人道因 思ひわびて

百人一首中、坊主めくりの坊主に属するのは13人。大僧正が2人、僧正が1人、得体の分からぬ蝉丸。それを除く9人が「法師」。9喜撰、21素性、47恵慶、69能因、70良暹、82道因、85俊恵、86西行、87寂蓮。この内でも道 … 続きを読む

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