月別アーカイブ: 2016年6月

72番 熟女紀伊 定家の祖父俊忠を手玉にとって 音に聞く

久しぶりに女流歌人の登場です。時代的には67周防内侍と同世代、後朱雀帝の皇女祐子内親王家に長く仕えた紀伊。堀川院主催の艶書合(懸想文合)については67番歌のコメント欄に書きましたがもう一度詳しく見てみましょう。 72.音 … 続きを読む

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71番 白河歌壇の重鎮 源経信 夕されば

さて71番も秋の歌。69番(能因)70番(良暹)と僧門歌人が続きましたが71番は宇多源氏、権門の歌人源経信です。余り有名でないこの人、長生きし長く歌壇の重鎮だったようです。どんな秋を詠んでくれたのでしょう。 【本文は「百 … 続きを読む

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70番 新古今集を先取り 良暹法師 秋の夕暮

さて70番台に入りました。69能因法師に続いての遁世者。「秋の夕暮」と言えば新古今集三夕の歌。「新古今集の幽寂の境地を先取りした歌人」と称される良暹法師。どんな人物だったのでしょう。 70.さびしさに宿をたち出でてながむ … 続きを読む

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69番 やらせの元祖 能因法師 三室の山のもみじ葉は

「女房歌人の時代から遁世歌人時代へ」(目崎徳衛)と時代は移っていきます。旅に暮らし西行や芭蕉の先達となった能因法師。数々のエピソードの持ち主でもあります。それだけ面白い人生を生きた人だったのでしょう。 69.嵐吹く三室の … 続きを読む

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