月別アーカイブ: 2016年11月

81番 源平争乱の世を生きた徳大寺実定 ほととぎす

81番に入りました。後、五分の一、20首です。 後徳大寺実定、時代はぐっと下って平家台頭の時代に生きた藤原貴族です。順番的には80番台後半が定位置だと思うのですが何故か早めに登場してます。平氏の台頭~源平の争乱をバックに … 続きを読む

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80番 崇徳院の母待賢門院に仕えた堀河 黒髪の乱れて今朝は

待賢門院堀河。璋子その人ではないものの待賢門院と来るとやはり崇徳院の生母璋子を思い浮かべます。崇徳院の激しい恋の歌(77番歌 瀬を早み)に呼応した何とも官能的な恋歌ではないでしょうか。こんな歌を詠んだ堀河。その人模様とも … 続きを読む

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79番 六条藤家の祖 顕輔 もれ出づる月の影のさやけさ

月を詠んだ歌の代表作の登場です。分かりやすいし覚えやすい。折しも晩秋、ぴったりです。藤原顕輔は俊成-定家の御子左家と相並ぶ六条藤家を確立した大歌人。どんな歌か、どんな人物か見ていきましょう。 79.秋風にたなびく雲の絶え … 続きを読む

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78番 源兼昌、源氏物語須磨の巻を詠む 淡路島~ 

前回(77番歌)崇徳院が讃岐の松山で浜千鳥を詠んだ後を受けてお隣の淡路島~須磨へと千鳥でつなげる。定家も考えたものです。そこは「もののまぎれ」のほとぼりを冷ますべく光源氏が身を潜めた場所。源氏物語「須磨」の巻が鮮やかに蘇 … 続きを読む

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