月別アーカイブ: 2017年2月

93番 三代将軍にして天才詩人 実朝 綱手かなしも

源実朝、昔から「大海の」の歌、大好きです。東映映画のタイトルシーン、よくぞ豪快にこんな歌詠めたものだと感心します。そんな実朝、武家のならいとは言え28才にして暗殺さる。どんな一生だったのでしょうか。 93.世の中は常にも … 続きを読む

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92番 沖の石の讃岐 キテレツな題詠に臨む わが袖は

源三位頼政の娘として名高い二条院讃岐。父の一生をバックとしつつ考えてみましょう。 92.わが袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らね乾く間もなし 訳詩:    わたしの袖は そうです あの沖の石です        潮がひいて … 続きを読む

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91番 九条家の才人貴公子 良経 ひとりかも寝む

いよいよ終盤、時代的には13世紀鎌倉歌人の歌へと入っていきます。91良経は76忠通の孫、兼実の息子、95慈円の甥にあたります。権門の摂政関白家にして和歌・漢学に秀でた優秀一族の人模様。見て行きましょう。 【本文は「百人一 … 続きを読む

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90番 殷富門院(式子内親王の姉)に仕えた大輔 見せばやな 

忍恋に命を細らせた式子内親王に続くのは、式子内親王の姉殷富門院(亮子内親王)に仕えた大輔。「くれないの涙」、これも強烈な恋の歌です。 90.見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色はかはらず 訳詩:     見せて … 続きを読む

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