41~50番」カテゴリーアーカイブ

50番 美男薄命 藤原義孝 惜しからざりし命さへ、、

50番、前半のトリは21才で夭逝した超イケメン藤原義孝です。それにしても一条摂政太政大臣45藤原伊尹の三男なのに何故百人一首の呼称は官職も朝臣もなく「藤原義孝」なんでしょう。ちょっと不思議です。 50.君がため惜しからざ … 続きを読む

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49番 伊勢神宮祭主 大中臣能宣 燃える恋

百人一首中「火」が出てくるのは49番歌のみ。火は燃える、燃え上がると手の施しようがない、でもいつかは消える。「梨壺の五人」の一人大中臣能宣の歌をみてみましょう。 49.みかきもり衛士のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ … 続きを読む

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48番 青年武官 源重之 くだけて物を思ふ

謹賀 新年!! さあ、新しい年が始まりました。お正月いかがお過ごしでしたでしょうか。爺は年末からの嵐が正月に過ぎ去った後のんびりゆっくりさせてもらいました。 談話室、張り切ってまいります。どうぞ今まで同様よろしくお願い申 … 続きを読む

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47番 恵慶 八重葎の河原院に往時を偲ぶ 

38番~46番、恋歌が続きました。一転して法師による秋の歌。源融の築いた豪壮な河原院の寂れた様を詠っています。歌の主題は何なのでしょう。 47.八重葎しげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり 訳詩:    むぐら生 … 続きを読む

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46番 平安中期の革新歌人曽禰好忠、行方も知らぬ恋の道

王朝の恋シリーズから離れ「曽丹」と軽んじられる曽禰好忠の登場です。どうも一筋縄ではいかない人のようです。偏屈孤立の人と片付けずじっくり考えてみましょう。 46.由良の門を渡る舟人梶を絶え行方も知らぬ恋の道かな 訳詩:   … 続きを読む

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45番 藤原の主流となれなかった伊尹 あはれとも言ふべき人は、、

権門の人藤原伊尹。事と次第によっては藤原摂関家を牛耳れたかもしれないのに、結局は弟の兼家―道長ラインに流れが行ってしまう。どこに狂いがあったのでしょう。 (43敦忠(時平の子)44朝忠(定方の子)45伊尹(師輔の子)と藤 … 続きを読む

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44番 中宮彰子の母の母の父朝忠 人をも身をも

43番敦忠に続くは44番朝忠。アツタダとアサタダ。どちらも中納言、ちょっと紛らわしい。朝忠も嫡流ではないものの藤原北家の御曹司。歌も笛(笙)も上手だった。敦忠とはほぼ同年代、お互いライバルとして意識し合ってたのでしょう。 … 続きを読む

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43番 窮極の貴公子敦忠 、、昔は物を、、、

38番歌右近に対し神にかけて愛を誓ったとされる権中納言敦忠。惜しくも年若くして亡くなったものの歌に優れ管弦に長け業平の再来ともてはやされる美男子だった由。人となり人模様を覗いてみましょう。 43.逢ひみての後の心にくらぶ … 続きを読む

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42番 ひょうきん爺さん 元輔 山は、、、末の松山

清少納言のお父さまの登場です。西国への地方勤務あり宮中梨壺での後撰集選定勤めあり、頼まれれば恋文の代書もいとわない。権門の人たちとも同僚、下級の歌人たちとも幅広く交遊し愛される。ユーモラスでひょうきんな人柄。83才の長寿 … 続きを読む

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41番 左方 壬生忠見 ~~恋すてふ~~

大分休みすみませんでした。40番を掲載してから半月も間隔が空きました。みなさまも(私も)試合勘を取り戻すのに時間かかるかもしれませんが、週一にペースダウンしましたのでそこは何とか乗り切りたいと思っています。中盤戦、張り切 … 続きを読む

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