投稿者「百々爺」のアーカイブ

65番 貫録のベテラン歌人相模 恨みわび

ゴールデンウイーク、いかがお過ごしだったでしょうか。1回お休みしました。さて、和泉式部と並ぶ女流歌人とされ、長く宮廷女房として歌合にも参じた相模です。今まであまり馴染がありませんでした。どんな人なのでしょう。 65.恨み … 続きを読む

カテゴリー: 61~70番 | 15件のコメント

1回お休みをいただきます。

いい季節になってきました。みなさまにはいかがお過ごしでしょうか。 本日よりゴールデンウイーク。遊びにファミリーイベントに何かとお忙しいことと思います。爺はもとより毎日が黄金の日々の身ではあるのですが、世の中の空気を読んで … 続きを読む

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64番 父公任は若紫、長男定頼は宇治の川霧

藤原定頼、55公任の長男です。60小式部内侍に「大江山~~」の歌を詠ましめた男。 時代は11世紀に入ってきます。宇治と言えば源氏物語。この辺も考えてみましょう。 64.朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらはれわたる瀬々の網代 … 続きを読む

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63番 中関白家の荒三位 道雅 今はただ~

華麗なる女流歌人が続いた後に登場するはかるた絵にも武者姿、荒三位の悪名を轟かせた藤原道雅。何が彼をして左様な悪しき振舞いをなさしめたのでしょう。 63.今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならでいふよしもがな 訳詩:   … 続きを読む

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62番 清女 函谷関はゆるせども 逢坂の関はゆるさじ

さあ居並ぶ女性陣のトリは「トリの空音」、かの枕草子の「清女」であります。爺が敬愛する「紫女」のライバル。さてどんな論調で書きましょうかね。 62.夜をこめて鳥の空音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ 訳詩:    夜も明 … 続きを読む

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61番 伊勢大輔 けふ九重に~~  宮中鼓動す 

何というタイミング!!桜の季節に桜の歌。東京も奈良も京都も満開のころでしょうか。 「いにしへの」、九代目仁王さんが大好きでハンドルネームにした歌です。百人一首中でも高人気の歌でしょう。伊勢大輔、49大中臣能宣の孫、伊勢神 … 続きを読む

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60番 和泉の小式部 まだふみもみず、、、

情熱の天才歌人和泉式部の娘、小式部内侍の登場です。短い人生でしたが母に負けず存分に人生を謳歌した女性のように見受けましたがいかがでしょう。 60.大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立 訳詩:    母のいる丹 … 続きを読む

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59番 代作オバサン 赤染衛門 やすらはで寝なましものを

ちょっと入れ込み過ぎだった紫式部母娘から離れて大分先輩格にあたる赤染衛門の登場です。しっかり道長の摂関政治をみつめて生きた女性のように思います。 59.やすらはで寝なましものを小夜更けてかたぶくまでの月を見しかな 訳詩: … 続きを読む

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58番 紫式部の娘 大弐三位 いでそよ人を忘れやはする

紫式部の一人娘大弐三位です。年代的には当然一世代若く小式部内侍と同年の999年(推定)生まれ。相模が一つ上の998年(推定)生まれです。母と娘を並べたのかもしれませんがこの順番はよく分かりませんね。 58.有馬山猪名の笹 … 続きを読む

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57番 もののあはれの原点 紫式部 めぐり逢ひて

さて、ついに来ました紫式部! 私のリタイア生活に「光」をもたらしてくれた大恩人、ちょっと緊張してます。できるだけ淡々と書きたいのですがどうなることやら。是非コメント欄で突っこんでください。 57.めぐり逢ひて見しやそれと … 続きを読む

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