投稿者「百々爺」のアーカイブ

11番 唐でなく隠岐に流れた小野篁 

11番に入りました。ここからは全て実在の人となります。先ずは流人参議篁から。 【本文は「百人一首 全訳注」(有吉保 講談社学術文庫)による】 11.わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣舟 【訳詩は「百人一 … 続きを読む

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10番 見えぬ蝉丸 見て詠める

さて、10番歌です。しつこいようですが復誦やっておられますか。10首、このあたりが境目です。そうです、この逢坂の関を乗り越えば100番まで行けます。源氏の須磨返りならぬ逢坂返りは勿体ないですぞ。  10.これやこの行くも … 続きを読む

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9番 小町 花の色は永久に不滅です!

さて、お待ちかね妖艶美女の登場です。どんな談話に花が咲くか楽しみであります。 9.花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に 訳詩:   春は爛け 我にかえって眺めやれば       花はもう盛りをすぎ  … 続きを読む

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8番 ♪都の東南 喜撰の杜に~~

6番家持、7番仲麿は実在確かな人物でしたがまた8番から10番まで訳の分からない人が続きます。そこが百人一首のいいところでして、、、。 8.わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 訳詩:   庵はどこかとおた … 続きを読む

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7番 遣唐使仲麿 ~もろこしより月をみて~ 望郷の歌

7.天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山に出でし月かも 訳詩:   大空ははてもなく東へかたむく       ふりあおげば夜空に円く       鏡のような月がかかって―――       ああふるさと 春日なる三笠の山  … 続きを読む

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6番 万葉のトリ 家持

6.かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける 訳詩:   七夕の夜 かささぎが羽を連ね       思われ人を向うの岸に渡してやった天上の橋よ       今は冬 かの天の橋にも紛う宮中の御階に       … 続きを読む

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5番 猿が聞く鹿の鳴き声

5.奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき 訳詩:   秋深い奥山に紅葉は散り敷き       妻問いの鹿が踏みわけ踏みわけ       悲しげな声で鳴きながらさまよう       あの声をきくと       秋 … 続きを読む

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4番 赤人の歌う白き富士

出だしのワン・ツー・スリーを終わり第4番歌に入ります。3番までの歌毎日復誦されてますか? 始めが肝心です。「まあまだいいや、10首くらいたまってからやろう」と考えているとしたらオシマイですぞ。1~5番、覚えやすい(馴染の … 続きを読む

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3番 歌聖人麿 、、、ひとりかも寝む

改めて「光琳かるた」のご紹介を。 「獺祭書屋 – 光琳かるた」http://dassai2.p2.weblife.me/p5/scrap0169.html 歌聖人麿、いかにも余裕ある恰好でそっくり返ってます。字は読めませ … 続きを読む

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2番 続いて持統 天の香具山

お花見は楽しまれましたか。春爛漫、プロ野球も開幕しハリルジャパンも新規スタート。毎日がフリーな身とは言え何か新鮮味を感じいい気分でおります。 毎回多数のコメントをいただきありがとうございます。話題も談話室らしく多方面にわ … 続きを読む

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