投稿者「百々爺」のアーカイブ

1番 始まりは天智の「秋の田」

【本文は「百人一首 全訳注」(有吉保 講談社学術文庫)による】 1.秋の田のかりほの庵のとまをあらみわがころもでは露にぬれつゝ 【訳詩は「百人一首」(大岡信 講談社文庫)より転載】 訳詩:  稲が実った田のかたすみ    … 続きを読む

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百人一首の拡がり カルタ・絵・異種・パロデイ そして 難波津に~~

百人一首、日本の文化伝統が詰められた600年のアンソロジー、その裾野の広がりは大きく私たちの文化教養の基礎として大いに貢献していると痛感します。 百人一首が単に古典和歌集としてお高くとまっておればこれほど普及はしなかった … 続きを読む

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登場人物100人の人間模様

登場する100人、男女の比率や身分・官位については先に概観しましたが登場人物相互の人間関係・人間模様について考えてみました。先に触れましたが平安時代中期の時点で全国の人口規模は400万人台、平安京が人口十数万人 内貴族( … 続きを読む

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出典は勅撰集!

百人一首の100首は全て勅撰集から採られています。逆に言うと勅撰集に選ばれていない歌はどんな有名な歌でも対象とされていません。「出典は勅撰集!」そこがミソなのです。 何故定家は勅撰集からに拘ったのでしょう。それは勅撰集の … 続きを読む

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詠まれた舞台、歌枕

百人一首の歌はどこで詠まれたのか或いはどこが詠まれているのか、地理的舞台を考えてみました。  ・平安時代京都に住む人たちが詠んだ歌が中心なので地方性はあまりなかろう。  ・当時京都人たちが地方へ行くような機会はめったにな … 続きを読む

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百人一首 詠み人の構成・歌の内容

さて、時代や歴史はそれ位にして100首の中味を概観しておきましょうか。 先ず歌には1番から100番まで番号がつけられています。まあ背番号みたいなものでしょうか。順番は概ね時代順(厳密ではないしそこがいい)と考えてください … 続きを読む

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百人一首の時代、650~1250年 600年間にわたる!

百人一首が詠まれた時代(歴史)について考えてみました。 百人一首は勿論平安王朝の「やまとうた」が中心なのですが100首全部が平安時代に属するのではなく前後10首づつくらいは飛鳥・奈良時代&鎌倉時代のものが含まれています。 … 続きを読む

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撰者、藤原定家について

百人一首の産みの親、藤原定家について考えてみました。 藤原定家 1162-1241 藤原俊成の子 最終官位:権中納言(左程ではない) 祖先は道長の六男長家で御子左家という。政治権力的にはマイナーな一族 定家が生きた80年 … 続きを読む

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百人一首の成立、いつ誰がどのように選んだのか。

百人一首の解説本には必ず成立について(いつ誰がどのように選んだか)の解説が載せられています。勿論それは重要であり知っておきたいところです。ところが大筋はともかく細かいところになると諸説紛々、未だ定説はないようです。まあ我 … 続きを読む

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談話室オープンします。よろしくお願いします!

源氏の店をクローズし百人一首の店を新しくオープンする。店主は緊張しています。新しい店がうまくいくかどうか、お客さんが来てくれるかどうか。。。 百人一首をやろうとした経緯、どう読んでいくかについては上欄の固定ページ(「Wh … 続きを読む

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